「もっと自分に合う仕事を見つけたい」「子育てしながら働ける仕事を探したい」など、再就職や転職を考える女性は多いことでしょう。そんな時に思い浮かぶのは「今の私にチャレンジできる、就職に有利な資格はあるかな?」という疑問ではないでしょうか。
あらゆるジャンルの仕事に紐づいて存在する「資格」。その中で実際に再就職や転職に使える資格や、保有していると就職に有利な資格についてお伝えします。

テレワーク増で働きやすさアップ!事務系の資格

働き方改革やコロナ禍の影響でテレワークが飛躍的に浸透しつつある今、事務系では特に、自宅でも業務を行える職種が増加しています。子育てや家事をこなしながら仕事をしたいと考えているなら、次のような資格を取得して就職につなげると、働き方を選択できる可能性が高まります。

◆簿記検定

多くの企業が重視する資格のひとつです。会計実務や経理の適切な処理、企業活動に貢献できる知識を持っているとみなされ、事務職を希望している場合は有利。日本商工会議所主催の「日商簿記検定」が広く認められていますが、他の人との差をつけたいなら2級取得を目指したいところです。

◆税理士

税に関する専門家として相談や書類作成を行う職業です。税理士になるための道は複数ありますが、「税理士試験」に合格することがそのひとつ。学歴や所持資格、職歴などにかかわる受験資格が必要なので確認してください。税理士試験は5科目制で、1科目から受験することができ、科目合格が有効な試験。目標を持って少しずつチャレンジしたい人に向いています。

◆社会保険労務士

社会保険労務士は、労働問題や社会保険の専門家です。主に行政機関に提出する書類や申請書を代行し、労働にかかわる問題の解決を行います。社会保険労務士事務所への就職はもちろん、企業の人事部や総務部などでも必要とされる資格です。大学・短大・専門学校などの卒業資格、実務経験など、受験資格に当てはまるかどうか確認してください。

女性の求人も豊富な専門職系の資格

女性の活躍が著しい職種は求人が多く、福利厚生面でも制度の充実が進んできています。出産や子育て、引っ越しなどさまざまな事情でキャリアを中断しても、資格があればどこにいても仕事を探せる、そんな力強い味方が以下の資格です。

◆介護福祉士

要介護者や障がい者に対する介護、家族への支援を行う専門職に就くための資格。高校や専門学校で学ぶルートのほか、3年以上の実務経験と所定の研修を受けることで「介護福祉士国家試験」の受験資格が得られます。収入を得ながら資格を取りたい、という人におすすめです。

◆保育士

保育士は、今最も必要とされる人材のひとつ。社会問題でもある保育所不足解消に向け、施設の増設や保育士の確保が全国で進んでいるためです。子育てにも保育の知識を活かすことができ、パートの需要も多いなど、活用範囲の広い資格といえるでしょう。幼稚園教諭免許状を所持している人には、実技試験の免除のほか、条件に応じて筆記試験科目が免除となる特例があります。

◆看護師

慢性的な人手不足やコロナ禍の状況下にあって、看護師の需要はますます高まっています。「看護師国家試験」を受けるには、所定の教育課程と実習単位を修得が必須。専門学校で学ぶ3年課程が最短コースですが、3年課程を4年間かけて卒業する昼間部を備えている学校もあります。アルバイトなどの収入をなるべく途絶えさせずに学べる選択肢のひとつです。

難易度高め、でも就職に有利な国家資格

国家資格は、社会で必要とされる信用度の高い資格です。取得が簡単ではないものも多くありますが、それだけに難関試験に合格して取得できた国家資格は、大きな強みとなることでしょう。

◆宅地建物取引士

宅地や建物の売買に携わる仕事には欠かせない資格。試験合格後、宅地建物取引士として働くためには都道府県での登録が必要です。登録には実務経験2年以上か、所定の登録実務講習を受講します。法律や税制の知識を身につけたり、登録の必要があったりとハードルは高く感じますが、取得することでキャリアアップが図れる資格です。

◆行政書士

官公署に届けが必要となる手続きや書類作成を代行する仕事です。行政書士試験の合格率は過去10年で見ても10%前後で推移しており、数ある国家試験の中でも難関のひとつ。そのため資格の価値も高く、企業へのPRになるほか、将来的な独立開業の道も開かれています。

以上、就職の強みとなる資格についてまとめました。独学でチャレンジできるものと通学による単位修得が必須なものがあり、人生設計を考慮しながら検討する必要があります。資格取得のための学習は決して楽ではないかもしれませんが、未来への投資のために、夢と希望を持って取り組んでいただきたいと思います。

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